46歳~60歳=老視進行世代の方へ

調節力は加齢と共に低下し、眼精疲労の要因の一つとなっています。

人は10歳頃をピークに、徐々に調節力が弱まり、45歳を過ぎると「細かい文字がにじむ」「ぼやける」というような自覚症状が現れます。これが「老視」の始まりです。

調節力の低下そのものの進行を止めることはできませんが、調節力をサポートするメガネやコンタクトレンズで負担を軽減することが可能です。

メガネの場合、「遠近両用レンズ」はとても便利ですが、レンズに様々な度数を分布させるため、度数が強くなると使いづらさを生じます。この場合、お手元度数を抑えた遠近両用に加え、「中近両用レンズ」などを使い分けることが最適です。

患者様それぞれの使用目的や使用環境をお伺いし、実際の見え方をお試しいただいた上で処方をしています。

年齢別にみた正規の人の近点(もっとも近くが見える距離)と、視機能の変化