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円錐角膜・
特殊コンタクト外来Lenses

毎週火曜日 午前・午後診療 
要予約

円錐角膜とは

円錐角膜は、黒目(角膜)の中央部から下方が薄くなり、徐々に円錐状に突出してくる病気です。多くは思春期から青年期(10代~20代ぐらい)で診断され、その後進行し、40歳以降になると進行しにくくなる人がほとんどです。

円錐角膜とは

円錐角膜の原因と症状

特定されていませんが、遺伝・アトピー・関節弛緩症などが原因に挙げられています。特に“目をこする”という動作が、重要な要因として考えられています。

初期の段階では視力の低下を感じ、特に夜間視力が低下します。乱視が強くなると、物がだぶりゆがんで見えたり、明るいところでまぶしさを強く感じるという症状が出ます。
また、コンタクトレンズが外れやすくなる、装用時に痛みを感じるなどの症状が出ます。

治療について

当外来では、コンタクトレンズによる治療に力を入れています

さまざまな角膜形状に対して、特殊な形状の非球面ハードコンタクトレンズなどを合わせます。
コンタクトレンズを装用することにより、見えるようになるというだけでなく、病気の進行を止める効果が期待されています。
軽度~中程度の患者様は、もちろん 重度円錐角膜、角膜移植後、クロスリンキング処置後の患者様にも、豊富なトライアルレンズと最新の検査機器をご用意し対応させていただきます。

【期待する効果】

  • 不正乱視の視力補正効果
  • 円錐角膜進行の抑制効果

レンズの構造上、見え方に関しましては、既製のレンズより向上できない場合もございます。

ハイサンソαUV(非球面カーブ設計)

【非球面カーブ】

ハイサンソαUV 非球面タイプでは、中央カーブ(オプチカルゾーン)は球面カーブで構成し、周辺カーブは一定の離心率で次第にフラットになるように非球面カーブで構成しています。素材の酸素透過性(DK値)は60と中程度なため、レンズ変形が起きにくく、終日装用可能とバランスに優れています。

円錐角膜とは

特殊コンタクトレンズ処方

虹彩付きソフトコンタクトレンズ

【虹彩付きソフト(SEED)】

無虹彩症・虹彩欠損などにおける羞明感(まぶしさ)軽減や、角膜混濁・角膜白斑などにおける整容(美的観点)を目的としたレンズです。

処方可能なコンタクトレンズ

カラーはイメージです。実際のレンズカラーとは異なる場合があります。

強度角膜乱視用ハードコンタクトレンズ

【ハイサンソα-T(レインボーコンタクトレンズ)】

強度角膜乱視の方(角膜乱視が-3.00D以上)に、バックトーリック法で高い補正効果が期待できます。

乱視が強い角膜は、カーブが方向により大きく異なります。
このため、単一なカーブの球面ハードレンズでは装用が困難です。

強度角膜乱視用ハードレンズ ハイサンソαトーリックⅡは、レンズの内面に2つのカーブを持たせ、乱視が強い角膜へフィットする設計です。
球面ハードレンズに比べ、快適な装用感と角膜に対する安全性を実現します。

強度角膜乱視の方(角膜乱視が-3.00D以上)にバックトーリック法で高い補正効果

  1. 強い乱視がある角膜上でも安定します
    角膜形状(カーブ)と同様に、レンズの後面に急なカーブとなだらかなカーブの2つを持たせて安定させる設計です。
  2. 球面レンズよりも安定した視力と装用感です
    眼とレンズ間の涙液層が均一となるため、安定した視力(乱視補正)と快適な装用感が得られます。
  3. 新デザインでさらに装用感が向上
    レンズ後面の周辺部(ベベル)の幅を全方位一定にすることで、水平方向の角膜への接触をさらに軽減します。

角膜乱視が-2.75D以下の方は、非球面設計のハードコンタクトレンズがおすすめです。

【ユーソフト】

今まで乱視が強くてソフトコンタクトレンズをあきらめていた方に。幅広い乱視に対応できるソフトトーリックレンズ。強度の遠視・近視にも対応可能です。

担当医 谷口 紫

担当医 谷口 紫

[ 経歴 ]

  • 日本眼科学会専門医
  • 昭和大学医学部卒業
  • 慶應義塾大学眼科学教室入局
  • 現在東京歯科大学市川総合病院眼科勤務

[ 資格等 ]

  • 日本眼科学会専門医

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